牛の出産といえば、人間の手を借りて、子牛が引きずり出されるシーンを思い浮かべるものですよね。ドキュメンタリー番組やテレビドラマなどでよく描かれる光景です。これが牧場の日常なんだ、と感動さえしていました。しかし、それは、玉名牧場ではまったく見られない光景です。 玉名牧場では、ほとんどの場合、人の手を借りずに、子牛は“いつのまにか”スルッと産まれているもの。時には、気づいたら子牛が牧場内をぴょこぴょこと歩いていることもあるんだとか。広々とした牧草地を歩き回って、からだに必要なものを食べているからこそ安産。これこそ、自然の摂理なんです!